2009.02.28.
やれやれ、疲れた週だった。仕事でミスったこともあり、非常に気分が悪かったこともあるのだが、花粉で体調が悪いところに加えて内臓まで調子が悪かったので、妙に疲れがひどかったのだ。カミサンのお迎えもこたえているのかもしれないが、アッチは自分よりも遅くまで仕事していて、家に帰っても働いているからネエ・・・、しょうもない状況だ。

さて昨日は月末だったが、無理を承知でエリック・クラプトン@武道館に行ってきた。カミサンはドタキャンで、前日になってからM氏に頼んで行ってもらったが、内容はイマイチで申し訳ない気がしてならない。もうあの手の昔の人のライヴはそろそろいいかななんて思ってしまったが、まだロッド・スチュワートもあるしネエ。今日はこれからレベッカ・マーティン@コットンクラブ。アラウンド・ジャズの世界も捨て難い魅力いっぱいで、その中でも今かなり輝いているお方だけに、これは楽しみ。ダンナのラリー・グレナディア目当てでもあるが、レベッカさんの作る曲は結構好きなので、こちらの方が楽しめそうな気もしている。

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コットンクラブ、行ってきた。結果的には新盤の曲が多く、自分の好きな曲は全然やってくれなかったけど、そこそこ楽しめた。ラリー・グレナディアは大物のバックでやっているときよりリラックスしてやっていて楽しそうだったし、カート・ローゼンウィンケルも噂に違わずいい味を出していた。テクも相当のものだった。レベッカさんは、少々おばちゃんぽくなってしまっていたが、声はよかったな。独特のコードを使う人で、生で聴くと、ミュージカルのソロ・パートを抜き出したような印象もあった。CDで聴くのとは違った一面が見えて面白かった。

ちなみに、ライヴの前に新丸ビルで遊んでいたのだが、遅いお昼を食したのは酢重というお店。軽井沢とか書いてあったが、超美味のおばんざいがグレートであった。ぜひとも再訪したいものである。

さて、プリンタ、スキャナ複合機が突然死したので買い換えた。1年ちょいは短すぎるなあ・・・。 
2009.02.22.
いやはや、いまだに興奮が冷めやらない状態である。昨日のエリック・クラプトンとジェフ・ベックの共演コンサート、あんなに楽しめるとは思ってもいなかった。どうせブルース・クラシックちょこちょこなんだろーなー、と思っていたのだが、まあ一応アンコールを含めて7曲はやってくれたし、選曲も予想外にクリームの 「アウトサイド・ウーマン・ブルース」とかやってたしね。アンコールはビックリのスライ・アンド・ザ・ファミリー・ストーンの「アイ・ウォント・トゥ・テイク・ユー・ハイヤー」だったし。演奏はもろハードロックになっていて、しかもジェフ・ベックはメチャクチャ真剣勝負やってるし、もうクラプトンに突っ込む、突っ込む。ぐいぐいえぐってたもんなあ。ベースのウィリー・ウィークスとドラムスのエイブ・ラボリエル・ジュニアの必死の形相が笑えたくらい、ジェフ・ベックに神経集中してやってたね。エイブ・ラボリエル・ジュニア、ちっこい目をむいて、ベックのタイミングにあわせようと、凄い集中してたなあ。しょーもないなあと思うけど、ベックは単独の第1部から少し興奮気味で、アクションが大きくなっていたし、タル・ウィルケンフェルドとベースの連弾なんかしちゃって、楽しそうだったんだな。でも、2月7日に観たときより、明らかにいい演奏していたな。音のバランスは7日よりベースが大きくて、ドラムスが引っ込んでたから、ちょいとヴィニー・カリウタは目立たなかったけど、タル・ウィルケンフェルドも調子がよさそうだった。「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」で終わって、アンコールは、何でか「ピーター・ガンのテーマ」。えらく楽しそうだった。納得!

第2部のクラプトン・バンドはアコースティックで前半4曲をやって、「レイラ」もアコースティック、後半は妙に健康的なハードロックになっていた「コカイン」や「クロスロード」に違和感を覚えつつ終了。アンコールをやるのかと思いきや、いきなりジェフ・ベックと並んでステージに戻ってきて、第3部突入。ロニー・スコッツで共演したときもやった「ユー・ニード・ラヴ」で幕開け。もの凄いテンションの演奏で、御大2人をバックに歌わされるドイル・ブラムホール・ジュニアがカワイソウだなと思いつつ、あっという間の30分ほど。とても、ちょこっとリハやって合わせたという演奏ではない。セットリストが決まってから、みんなそれぞれに相当練習したに違いない。あんな大舞台でミスれないもんね。アンコールは1曲のみだったけど、興奮しまくり、最高に楽しめた。1万7千円は安かったかもね。

ちなみに、さいたまスーパーアリーナでのコンサートにクルマで行くなら、コクーン新都心の駐車場がオススメ。昨日もそうしたが、事前精算機もあるし、出し入れしやすいし、高速へのアクセスもよい。コクーンでお茶なり食事なりして態勢を調えてコンサートに臨むのがベストかと思われる。あそこのKALDI COFFEE FARM カフェも併設しているし、充実していた。とにかく大満足の1日であった。
2009.02.16.
村上春樹が「エルサレム賞」を受賞した。これに対して、辞退すべきだという動きも出ている。エルサレム賞なるものが、どんなものかはよく知らなかったのでいろいろ調べてみたが、やはりイスラエルのエルサレム市が関わっているということになる。確かに今この賞を受賞して手放しで喜ぶというのは難しいだろう。しかし村上さん、エルサレム市内の会議場で行ったスピーチで、しっかりイスラエルのパレスチナ自治区ガザへの侵攻を批判している。やるやる。ただ辞退するだけでは、弱いでしょ。武力闘争などの暴力の被害に遭うのは、結局のところ、弱い市民なのさ。今現在の判断でイスラエルが悪くてパレスチナがいいなんてことは言えるものではない。その複雑な歴史は極東の国や他の大陸なんぞにいては完全に理解できるものではないし、長い歴史のなかでどう解決すべきか考えていかなければいけない問題なんだろうし、宗教も絡んでくるので、誰がいい悪いなんて、軽率に言えるものではない。でも「高い壁」とそれにぶつかって割れる「卵」があり、いつも自分は「卵」の側に付く」といった発言はできる。そして、「爆弾犯や戦車、ロケット弾、白リン弾が高い壁で、卵は被害を受ける人々だ。」と、ここまで言うのはなかなかできることではない。エルサレムに出向いていって発言しているわけだからね。無事に帰宅してくれるといいけど。イスラエルが悪いとかパレスチナが悪いとかいう短絡的な発言ではなく、武力行使がよくないといった発言をとったのは、文学者としてあるべき姿だと思う。自由と平和を愛する市民の側というスタンスは、彼らしいし、正しいと思う。村上春樹、さすがである。
2009.02.15.
 
最近は、古い映画のサントラ盤にハマッて遊んでいる。昔風の言い方をすれば、マイブームというヤツだ。東陽町にあるダウンタウン・レコードに足繁く通っており、収穫物を「下町レコ」で紹介しているワケだが、とにかく映画音楽ものが充実しているので、ついつい目がそちらに行ってしまうのだ。ジャズやロックのアナログも結構あるのだが、やはり他店と比べて圧倒的に映画音楽関連が充実している。アナログが置いてある中古盤店はそれなりにあるのだが、映画音楽に関しては専門店化していて、そういうところは高いからねー。お安く楽しむのは、なかなか難しいのさ。そんでもってついつい学究的に遊ぶクセのある人間であるからして、いろいろ調べるわけだ。インターネットの情報は充実しているようで、大したことは載っていない。映画の紹介は出てきても(どこのサイトも同じような情報ばかりなんだな)、サントラ盤の情報は意外に少ない。

そんなわけで、いまだに頼れるのは本ということになる。手持ちの資料はこんなところ。情報量は左から2番目、「サウンドトラック・パラダイス」が圧倒的なのだが、如何せんジャケ買いを楽しんでいるので、ジャケットアートが大事なワケ。そこでやはり重宝するのが、一番左の「ジ・アルバム・カヴァー・アート・オブ・サウンドトラックス」、輸入もののサントラ盤のジャケットアートの写真集。LPサイズの大判ソフトカヴァー本なので、これを眺めているだけでも十分に楽しいのだが、やはりレコード屋さんで現物を見ると、ついつい買ってきてしまう。勿論お値段次第だが、そんなに高価なものはもともと手を出さない。だから音楽趣味も長続きするんだけどね・・・。ゴールドマインと200CDはカルトなまでに詳しい情報が載っているが、ジャケットアートに関してはあまり触れていない。でも役に立つ。その右は武満徹絡みの対談集2冊。各人の脅威の情報量と碩学に敬意を表して・・・。とりあえず、ネタ本のネタを記載しておく。L⇒R、「THE ALBUM COVER ART OF SOUNDTRACKS」 by FRANK JASTFELDER / STEFAN KASSEL (Edition Olms)、「SOUNDTRACK PARADISE アメリカ/イギリス編」監修:コレクションズ(シンコー・ミュージック)、「サウンドトラック GOLDMINE」CDジャーナル ムック(音楽出版社)、「200CD 映画音楽 - スコアでサントラを聴く」200CD映画音楽編纂委員会編(立風書房)、「シネ・ミュージック講座 - 映画音楽の100年を聴く」秋山邦晴+武満徹(フィルムアート社)、「シネマの快楽」蓮實重彦+武満徹(河出文庫)

ジャケットアートということでは、下の2冊もある。イエスのジャケで有名なロジャー・ディーンの画集とヒプノシスのストーム・ソーガソンやシド・ミードが前口上を書いている「アルバム・カヴァー・アルバム」。どちらも超美しい大判ハードカヴァー本。円高のおかげか、Amazonでかなり安く入手できた。眺めているだけで、時間を忘れてしまうほど楽しい。
2009.02.10.
今日は午後からセミナーに出かけていた。行った先は東京タワーの足元にある機械振興会館というビル。外見は古そうに見えたが、中は意外にきれいで驚いた。本日勉強してきたのは、BS25999。事業継続に関する新規格である。もうすぐISO化されるという話もあるこの業務継続計画(BCP)関連の動きに関しては、本当に困っている。あまりに情報がないのだ。総務省では、2009年2月ごろに自治体に対して義務化するという話だったのだが、定額給付金等々でぶっ飛んでしまったか、何等情報が出てこない。ガイドラインは2008年8月に示されたのだが、それが大して役に立つものではないのだ。各自治体で現状はまるで違うのだから、最大公約数的なもので、いいものができるはずがない。総務省は自治体のシステムの業務継続に関して、少し甘く考えているようだ。みんな足りない予算で何とかシステムを転がしているのに、情報セキュリティにしてもこれにしても、あまりに安易に計画を作れなどと言ってくる。そりゃあ計画が無いよりも、あった方が災害時の復旧も早いという理屈は分かる。しかし、そんな甘いものではない。現状に則していない計画なんぞあっても何の役にも立たない。金もない中で、一体何ができるのか。現状の点検や復旧計画なんてのはガイドラインでおっしゃるとおりにさっさとやってみた。しかし、バックアップを遠隔地に置くなんて話になると莫大なカネが要ることになる。第一に江東区あたりの下町は、橋が落ちていたら駆けつけることすらできない。大災害が起こったら、まずは人命救助だろう。いきなり窓口の業務継続を求められるはずがない。それでも早い段階で罹災証明の発行ができるように復旧させることは求められる。当然ながらバランス感覚が求められる。携帯メールの訓練もやってみた。まあ、いざとなったら、使えるかどうか?職員が呼び出しに応じてくれるのだろうか?家族が重症だったらそれも望めまい。考え始めたらきりがない。BCPは本当に悩ましい。
2009.02.06.
今日は珍しく会議等の予定がなく、昨日の午後の時点で決心して休暇をとった。先週末から深夜作業が続いてしまったので、完全に体力の限界がきた模様。普段から睡眠時間は少ないほうの人間だが、さすがに3時間とかだとキツイ。それでも、予算関連やら、定額給付金関連やらで、昼間も忙しくしていたので、チョイト限界。昨日あたり真直ぐに座っていられなくなったので、さっさと休暇簿を出してしまったのだ。そうしたところ、今日は課長もお休みだったとか。本人からインフルエンザということで、下手したら来週も休むかもというメールが着た。従って今日は休暇とはいえ、何時でも出勤できるような態勢にして家でのんびりしていたのである。まあ食っちゃ寝で少し調子は戻ったが、先週来首筋の張りがひどく、夜になって風呂に入り、長時間首をもみほぐしたりしていた。来週もいろいろあるので、体力温存といったところ。

まあ、おかげでジンジャーと少し遊べた。最近こいつも年とったなあみたいなところが目立ちはじめ、少し心配。 ・・・お互い様か。
2009.02.01.
福原美穂という新人さんをご存知か?これ先週発売されたファースト・アルバム。DVD付きの限定盤を注文しておいたのだが、プレス枚数が少なかったのか、Amazon でもHMVでも入手できなかった。慌てていろいろ探してみて、セブン・アンド・ワイで入手できた。ここ、セブン・アンド・アイが出資している本やCDなんかの通販サイト。品揃えはまあまあだが、まだマイナーなせいか、意外な入手困難ものが残っていたりする。定価だが、Gポイントは一応つく。おっと、問題の福原美穂だが、ロスの黒人教会で歌って奇跡の子と賞賛されたなどと言っているが、確かにもの凄い歌唱力。でも曲はそんなにゴスペルやらR&Bべったりではなくて、ふつうのJ−POP。このファーストにも収録されている「優しい赤」という曲が好きなんだけどさ。多分そのうち、メジャーになってくるだろう。こういう勘は結構当たるのさ。
  さて、最近はこんな本を読んでいる。「そうか、もう君はいないのか」は1時間もあれば読み終わってしまうボリュームだが、読み終えてからたっぷり考えさせられる。「どうせ、あちらへは手ぶらで行く」はまだ途中なので何とも言えないが、こちらは「そうか、もう君は・・・」を執筆していた時期の日記。別にウチのカミサンはまだ死にそうにないが、自分自身が年齢を感じることが多くなり、人生論などを読む機会が増えているというだけのこと。これもそういったものの延長線上のものとして読んでいるが、これは結構泣けた。五木寛之も結構な数を読んではいるが、どうもあの人の場合、育ちや世代の違いもあるからか、共感しきれない部分もあるのだ。考える素材にはいいのだが、共感できるのは、圧倒的に城山三郎のほう。性格的にかなり自分と似ている人のようだ。
さて、これは、六本木ミッドタウンの夜景。先日ビルボードライブ東京に行ったときに撮影したデータがカメラに入っていたのだが、とりあえず掲載しておくかといった程度のもの。もう少し面白いところなのかと思っていたが、高級すぎる。頻繁に遊びに行くところではなさそうだ。でも、ビルボードライブ東京は、なかなかいいクラブだった。今後は好きなミュージシャンがきたら、行くようにしよう。ジャズクラブはいろいろあるが、ビルボードという名前を掲げているだけに、もう少しロックやらポップス寄りの出演者が多く、なかなかよろしいのである。
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